事務自動化ラボ

支払先と金額から総合振込の全銀データを作るスプレッドシート

毎月、複数の支払先へネットバンキングで総合振込をしている人のためのGoogleスプレッドシートのテンプレートです。

¥1,480買い切り・月額費用なし

BOOTHで購入する支払通知書のPDFも作るなら支払いセット(¥4,980)

入れるのは2枚の表だけです

下の画面は、架空の見本の値で実際に動かした時のものです。口座は最初に一度だけ入れれば、次の月からは2と3だけで済みます。写真は押すと元の大きさで開きます(スマホでは広げて見てください)。

  1. 振込先を1件1行で入れる(初回だけ)

    「支払先」に、銀行コード・支店コード・預金種目・口座番号・受取人名を入れます。番号の欄は、先頭の0が消えない書式にしてあります。

    支払先のシート。支払先名・銀行コード・支店コード・預金種目・口座番号・口座名義(入力用・全角可)・受取人名(半角カナ)の列に、架空の支払先が3件入っている
  2. 今月の金額を入れる

    「今月の振込」に、支払先と金額を入れます。メモの列はファイルに入りません。

    今月の振込のシート。支払先名・金額・メモの列に、55,000円・132,000円・22,000円の3件が入っている
  3. 振込指定日を変えてメニューを押す

    「設定」の振込指定日を変えて、メニュー「総合振込 > 振込データを作成」を押します。件数と合計金額の確認の画面でOKを押すと、ファイルがGoogleドライブに保存され、「作成履歴」に1行残ります。

    作成の確認の画面。振込指定日2026-11-25・件数3件・合計金額209,000円・改行CR+LF・EOF付けない、この内容でファイルを作りますかの問い
  4. 銀行の画面で取り込む

    お使いの銀行の法人向けネットバンキングで、「総合振込のファイル取込」の画面から取り込みます。銀行の画面に出る件数と合計金額がシートの数字と同じか確かめてから承認します。

作る前に止める所

1件でも問題があれば、シート名と行番号をつけてまとめて知らせ、ファイルは作りません。

使えない文字
受取人名に、全銀で使えない文字(小さいカナ・長音「ー」・カンマ・漢字など)がある。受取人名は半角30文字までです。
桁の誤り
銀行コードが4桁・支店コードが3桁・口座番号が7桁になっていない。
金額
0円・マイナス・小数の金額がある。
重複
同じ支払先が2行ある。名前が違っても同じ口座へ振り込む行がある。
入力に問題がありますの画面。支払先の3行目の受取人名に全銀で使えない小さいカナがあることと、今月の振込の4行目の金額が0円であることを、行番号つきで知らせている
受取人名に使えない文字と0円の金額を知らせた画面(見本の値)。この時はファイルを作りません

同じ振込指定日のファイルを前に作っていれば、作る前に警告が出ます。銀行に同じファイルを2回取り込むと、二重に振り込まれるためです。

二重振込の可能性の画面。振込指定日2026-11-25のファイルは既に作っていて、作成日時・3件・209,000円・ファイル名を示し、それでも作りますかと問うている
同じ振込指定日のファイルを前に作っていた時の警告(見本の値)

作ったファイルは、組み立てとは別の読み方で読み直し、1件が120バイトか、件数と合計金額が「今月の振込」と合うかを照合します。Googleドライブに保存した後にも、もう一度読み直します。保存した後に合わなければ、ファイル名の先頭に「使用不可_」を付けて止めます。

全角カナ・ひらがな・小さい文字・長音は、メニュー「受取人名などを半角カナに直す」で半角カナに直せます。直す所の一覧を見てから書き込みます。漢字や中黒「・」のように自動で直せない文字は、書き換えずに知らせます。

銀行ごとに違う所は「設定」で切り替えます

項目の並びと桁はどの銀行の資料でも同じですが、改行やファイル末尾のEOFなど、銀行ごとに違う所があります。次の5行の公開資料に書かれた値を、目安としてセットアップガイドに載せています(2026年10月11日に取得)。

銀行改行ファイル末尾のEOFヘッダーの一部
GMOあおぞらネット銀行資料に記載なし資料に記載なし入れる
ドコモSMTBネット銀行CR+LF付ける入れる
三菱UFJ銀行(BizSTATION)資料に記載なし資料に記載なし空白にする
三井住友銀行(Web21)CR+LF(見本データ)付けない(見本データ)入れる
きらぼし銀行どちらでも可どちらでも可入れる

「ヘッダーの一部」は、ヘッダーに種別コード・依頼人コード・振込指定日を入れるか、空白にするかです。ほかに、手形交換所番号・新規コード・振込指定区分・顧客コードと、記号 「 」 ¥ を使うかどうかも切り替えられます。上の表に無い銀行は、その銀行が公開している「総合振込 ファイル仕様(全銀協規定形式)」の資料を見て合わせてください。

こんな方に

  • 毎月、複数の支払先へネットバンキングで総合振込をしている
  • 振込先を1件ずつネットバンキングの画面に打ち込んでいる
  • 受取人名の半角カナ・小さい文字・長音で、取り込みのエラーになったことがある
  • 振込の合計金額を、あとから電卓で確かめている
  • 同じ振込のファイルを2回取り込んでいないか不安になる

作った人

事務自動化ラボの印(鉛筆と紙を持った判子のキャラクター)

東山翼事務自動化ラボ・Web制作・講師

企業サイトの制作と、専門学校・スクールでの講師の仕事をしています。このサイトのツールとテンプレートは、新しいスプレッドシートで動くところまで確かめてから公開しています。

確かめたこと

新しいスプレッドシートで、見本の3件(合計 ¥209,000)からファイルを作り、次の3点を確かめました。

  1. 作成履歴に記録が残る
  2. 同じ振込指定日で作り直すと二重振込の警告が出る
  3. 全角で入れた名前を半角カナに直せる

三井住友銀行が公開している総合振込の見本データとは、同じ値と設定から作ると1バイトも違わないことを確かめています。自動のテストは68件あり、コードをわざと壊した48通りを、テストがすべて見つけることも確かめています。

どの銀行の画面にも、実際に取り込む試験はしていません。本物の口座が必要なためです。

できないこと(隠さずに書きます)

  • 振込の実行や、銀行への送信はしません(ファイルを作るところまでです)
  • どの銀行の画面にも、実際に取り込む試験はしていません。初回は少ない件数で取り込み、銀行の画面の件数・合計金額・受取人名を確かめてください
  • 対象は総合振込だけです(給与振込・賞与振込・口座振替・CSV形式は作れません)
  • 銀行コード・支店コードが実在するか、受取人名が口座名義と合っているかは確かめません
  • 祝日は確かめません(振込指定日が土日なら注意を出します)
  • 株式会社を「カ)」にするような略し方への自動変換はしません
  • 振込手数料の計算や、先方負担の差し引きはしません
  • 1つのファイルに入れられる振込指定日と振込元の口座は、1つずつです
  • ダウンロード商品の性質上、購入後の返金は原則お受けできません。判断に迷う点は購入前にご質問ください

動作環境

  • 無料のGoogleアカウントがあれば、追加費用なしで動きます
  • Googleスプレッドシート専用です。Excelでは動きません
  • 初回実行時にGoogleの承認画面が出ます(ガイドに手順を記載)
  • 全銀協規定形式(総合振込・固定長・Shift_JIS)のファイルを取り込めるネットバンキングで使えます。文字コードが EBCDIC だけの銀行では使えません

同梱するもの

  • Code.gs(GASスクリプト一式)
  • セットアップガイド(スプレッドシートの新規作成から、銀行に合わせた設定・ファイルの作成・銀行の画面への取り込みまで。つまずき対処つき)
  • シート構成(全シートの列と、作るファイルのバイト位置の一覧)
  • README

購入前によく迷う点

どの銀行で使えますか

法人向けネットバンキングで「総合振込のファイル取込(全銀協規定形式)」が使える銀行です。上の5行のほか、静岡銀行・大分銀行・山梨中央銀行・三菱UFJ信託銀行が公開している資料でも、項目と桁が同じことを見ています。文字コードが EBCDIC だけの銀行では使えません。

買う前に、お使いの銀行の「総合振込 ファイル仕様(全銀協規定形式)」の資料で、改行・EOF・文字コードの決まりを確かめてください。ネットバンキングのヘルプやマニュアルにあります。

受取人名に漢字や「株式会社」が入っていても使えますか

漢字は止めて知らせます。全角カナ・ひらがなは、メニューで半角カナに直せます。小さい文字は大きい文字に(ャ→ヤ)、長音「ー」はハイフン「-」に直します。

株式会社を「カ)」にするような略し方は、自動では変えません。銀行ごとの決まりがあるので、銀行の資料か振込先に確かめて入れてください。

Excelで使えますか

使えません。Googleスプレッドシートの中で動くスクリプト(Google Apps Script)なので、Excelでは動きません。要るのは無料のGoogleアカウントだけです。

Excelから番号を数値のまま貼り付けると、先頭の0が消えて止まります。その時は、セルを書式なしテキストにしてから入れ直してください(セットアップガイドに手順を書いています)。

初回に出る「Googleで確認されていません」は何ですか

Googleの審査を受けていない、自分で貼り付けたスクリプトを初めて動かす時に出る画面です。「詳細」→「(プロジェクト名)(安全ではないページ)に移動」→「許可」の順に進みます。セットアップガイドに、画面の順で書いています。

承認の画面には、スプレッドシートとGoogleドライブの「すべてのファイルの表示、編集、作成、削除」という広い権限が出ます。コードが実際に行うのは、このスプレッドシートの読み書きと、保存先フォルダの作成・振込ファイルの保存・保存したファイルの読み直し・名前の変更(照合に失敗した時の「使用不可_」)だけです。ほかのファイルの読み取りや削除はせず、外部のサーバーへも何も送りません。コードは全文が手元にあるので、許可する前に中身を読めます。

支払通知書も作りたい時は

外注先・フリーランスへの支払いセット(¥4,980)は、この振込データの作成を同梱しています。支払先ごとの支払通知書のPDF・源泉徴収・支払履歴までまとめて作ります。振込データの組み立てと点検の処理は、このシートと同じものです。

返金はできますか

ダウンロード商品の性質上、購入後の返金は原則お受けできません。お使いの銀行で使えそうかなど、判断に迷う点は、購入前にBOOTHのメッセージからご質問ください。

購入

¥1,480買い切り・月額費用なし

BOOTHで購入する

決済はBOOTHで行います(クレジットカード・コンビニ・銀行決済(Pay-easy)・PayPal等)。購入後すぐにダウンロードできます。

導入手順のご質問は、BOOTHのメッセージからお受けしています。3営業日以内にお返事します。

更新の記録

  • 2026-10-12 BOOTHで販売を始めた